御座す
假名【おわす】
詳細釋義
「ある,いる,ゆく,くる」的敬語形式
日文釋義
( 動サ変 )
① 「ある」「いる」の尊敬語。おいでになる。いらっしゃる。おありになる。 「故上-?せましかば…と思しながらも罪を隠い給はまし/源氏 夕霧」
② 「行く」「來る」の尊敬語。 「かの寮に-?して見たまふにまことに燕巣作れり/竹取」
③(補助動詞)
? 動詞の連用形、またはそれに助詞「て」の付いたものに付いて、「てある」「ている」「ていく」「てくる」などの意を敬っていうのに用いる?!皮い椁盲筏悚搿!皮い扦摔胜?。 「かかる人も世に出で-?するものなりけり/源氏 桐壺」
? 形容詞?形容動詞の連用形、體言に斷定の助動詞「なり」の連用形「に」、またはそれらに助詞「て」の付いたものなどに付いて、それらに敘述の意を添える「ある」「いる」を敬っていうのに用いられる?!疲à牵─い椁盲筏悚搿?「この度はいかでか辭いなび申さむ。様もよき人に-?す/竹取」 「この大臣おとどどのはかくあまりにうるはしく-?せしをもどきて/大鏡伊尹」 〔 (1) 上代にはまだ用いられず、中古の仮名文に多く用いられる。 (2) 活用については、サ変説のほかに、四段?下二段の両活用があったとするものもある。 (3) 命令形には、「おはせよ」のほかに、「おはせ」の形も見られる?!袱ⅳ胜Δ欷贰¥趣?せ/枕草子 82」 (4) 近世には、サ変のほかに、四段の例も見られる?!袱胜Δ饯欷胜欷兄睂g入道にて-?さぬか/浄瑠璃?念仏往生記」〕
( 動サ特活 )
〔「ござんす」の転〕
① 「來る」の意の尊敬語。いらっしゃる。 「必ず-?せと様をまねく/松の葉」
② (補助動詞) 「ある」の意の丁寧語。 「近年大坂にて通言をはくこと流行、妙で-?す/灑落本?虛実柳巷方言」 〔活用は「ござります」に同じ〕
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糾錯